ササットクリーン木村です。
ご実家のお片付けのアドバイスです!
大切なモノとそうでないモノを分ける
どうしても捨てられないという親御さんでしたら、納戸部屋に収納してもいいので、リビングと寝室・キッチンは床にものを置かないでとお願いしてみましょう。心地よく暮らせる場所ができれば、親の気持ちもスッキリとします。部屋の状態は頭の中の状態と同じです。モノがごちゃごちゃあるほど判断力が鈍ります。小さなスペースでもいいので、すっきりした空間を作ることを優先しましょう。それにより快適さを感じてもらえれば、今後減らすことも可能になっていきます。 なぜ大切なモノとそうではないモノを聞いておくのでしょうか? 遺品整理の段階になった場合に、親がいらないと言っていたモノを一気に処分することができるからです。聞いていない場合、何が大切で何を捨てたくなかったのか、親の気持ちを考えて処分自体ができなくなる子世代がいます。そうなると空き家のまま放置される現象が起きます。
社会で問題化 法整備が進む
これは社会的な問題が起きており、不審者が住んだり、庭などが手入れされずに周りに多大な迷惑を与えたり、トラブルが起こることがあります。現在は法律の「空家等対策の推進に関する特別措置法」で放置してはいけないと決まっているので、法的措置を取られることもあります。大切なモノだけでも聞いておきましょう。
抵抗感の少ないモノから始める
捨てられないと言っても、その重要度は人によって様々です。洋服なのか、食器なのか、雑貨なのか。何であれば減らしても抵抗が少ないのかを聞き、抵抗感が少ないアイテムから始めます。初めはあまり捨てられなくても気にしないでください。処分できるものが少なくても、本人にとっては減らせたということが成功体験になります。そしてそれらのものが無くても生活には全く支障がないのだということを体感してもらいましょう。
納戸部屋に仕舞うのも同じことで、それらのものが無くても問題ないことを認識させるのが最初です。「使わないのがもったいないこと」という考え方を繰り返し伝えて、使ってもらえるところに寄付することを勧めてください。介護施設ではタオル系は喜ばれます。リサイクルショップや買い取り業者を使うのもいいでしょう。ここは子どもが焦らずに、親が捨ててもいいと判断したモノを減らしていく考え方です。ここで勝手に捨てられたとなると次の工程に進みません。積極的に本人に関わってもらう。これが一番大切なことです。なるべく小さなスペースから始めると楽なので、薬箱などはいかがでしょうか? 期限の切れている薬は処分できますし、病院から処方された薬のチェックもできます。
健康でいるためにも片付ける
買い置きしている食品も、賞味期限が切れていれば捨てやすいものです。健康でいたいなら、期限の切れた食品は食べないように伝えます。乾物などはまだ食べられると抵抗されやすいですが、食べ物は身体の元を作っている大切な栄養素。元気でいるためにはサプリメントで補うのではなく、栄養があるものを食事でとりましょう。
判断に疲れたら長期戦の覚悟で
ここで人間の脳の話をしましょう。人によって異なりますが、一日に判断できる容量というのが決まっていると言われます。普段から捨てている人は、成功体験があるのでこれが要らないとわかるため、さっさと処分することができます。その時に脳の判断する部分をあまり使わずに済むのです。しかしそれまで全くやったことのない人が要る要らないを判断する事は、とても脳が疲れます。
長い時間やっていると、判断をしない、つまり捨てないという選択をする人が多くなるようです。どんなに長くても3時間までがいいでしょう。ここが限界だと思ってください。要は長期戦なのです。親にきちんとした整理の考え方が身に付いた時は、お一人でも少しずつ始められる方もいらっしゃるでしょう。その人なりの判断基準があると進みやすくなります。
1年使わなかったモノは手放す
推奨している基準は、「1年使わなかったモノは、この先何年経っても使わないので手放す」です。ただそれだとほとんどのモノが使っていないことになるかと思います。そこでもう少し広げます。過去1年以内使っていないモノで、これから先1年以内に使う予定のないもの。ここに「いつか」「どこかで」というのは入りません。これからの予定で何月何日にこういうイベントがあるから着る洋服とか、パーティーをする予定があるから使う食器など明確に期限があるものに限ります。
また押し入れの奥にあるが、出すのが面倒臭いので他のもので代用している。これも使っていないモノになります。親子で一緒に片付け始めたときに、どうしてこれは減らした方が良いのかを伝え合いながらできると一番良いと思います。長時間になると言葉数が減っていきます。子供も不機嫌になってくるので、そうなったらその日は終了としましょう。その後にちょっとしたティータイムを設けてはいかがでしょうか。
ほめることも忘れずに
「がんばったね!お母さん。スッキリして気持ちいいね!」。ほめることもお忘れなく。承認欲求を満たすと次の片付けに大きな推進力を持ちます。そして楽しい親子の会話が出来るように、美味しいおやつも持参しておきましょう。片付けの後に楽しいことが待っている。これもやる気につながります。
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